Tropical and Subtropical Fruit Production in the Ryukyu Islands, Japan
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概要
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鹿児島県の奄美諸島から沖縄県に至る南西諸島では、バナナ、パパイヤなど、種々の熱帯・亜熱帯果樹類が古くから栽培されていた。その当時は、ほとんどが庭先栽培であったが、第二次大戦後、台湾からの移住者がパイナップルで商業栽培を行うようになり、また、近年は、種々の熱帯・亜熱帯果樹類において、商業栽培が行われるようになってきた。パイナップルに代表されるように、これまでは露地での商業栽培も多かったが、台風の襲来や冬期の低温、降雨を避けるため、近年はビニールハウスなどの施設栽培も増加しつつある。パパイヤでも、ハウスを利用した商業栽培が開始され、他の樹種においても、種々の試みが行われつつある。高価格が期待できるマンゴーなどでは、鹿児島県本土、宮崎県だけでなく、その他の九州あるいは本州の県においても加温ハウスを利用した栽培が行われるようになり、その生産量も急速に伸びつつある。そのような状況のなか、本地域では、台風の被害と冬期の低温、日照不足をどのように解決するかが課題となろう。Various tropical and subtropical fruits are grown in fields or under greenhouses in the Ryukyu Islands in southern Japan. Pineapple has been cultivated commercially for more than 50 years and almost all fruit has been processed for canning. Because of the severe competition with foreign products in the last decades, the industry is gradually turning to the fresh fruit market. Mango is grown in greenhouses and the growing area is increasing. Papaya is also grown in green houses for the fresh fruit market. Other tropical and subtropical crops such as banana and passion fruit are produced mainly for local consumption. The industry is facing major challenges, in particular, typhoons in summer and the short duration of sunshine in winter, which are characteristic of the area.
- 2006-03-25
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