体育授業における「動きの言語化」に関する一試論 : 鉄棒運動を中心に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,新学習指導要領において指導内容の明確化,体系化が図られたことを受けて,この明確化が実際に教育の現場においてどのような形で行われているのかを明らかにした.今回は,運動領域を鉄棒運動に設定,さらに鉄棒運動を支える核となる動き,即ち「コアな動き」を『小学校学習指導要領解説 体育編』の例示より抽出し,この「コアな動き」を児童に指導する際に,どのような形で「動きの言語化」が図られているかを質問紙法により調査し,その内容を分析した.鉄棒運動における「コアな動き」は「支持」「ぶら下がり」「振動」「回転」「手首の返し」「手の持ちかえ」「足の振り上げ」の7つに収斂された.これらの動作の言語化は当然,個々の教師によって異なるが,今回収集したデータでは凡その方向性を確認することができた.児童の言語活動を支える意味でも,教師による「動きの言語化」は児童が理解し易い簡単かつ明朗な形で表現される必要があると考える.
論文 | ランダム
- Traction for Low Back Pain With or Without Sciatica : An Updated Systematic Review Within the Framework of the Cochrane Collaboration
- Motivating versus Non-motivating Language Exercises for Classroom and Internet Use
- (11) 稲黄化萎縮病に関する研究(第3報) : 罹病穂の稔実に関する調査 (昭和31年度大会)
- エバネッセント光を利用したナノ光造形法に関する研究(第2報) : 定在エバネッセント光を利用した微細周期構造創製
- 16・8 加工計測(16.加工学・加工機器,創立110周年記念機械工学年鑑)