介護保険導入における脳血管障害患者の退院状況
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概要
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本研究の目的は、新潟県立丁病院脳神経外科病棟における、介護保険導入後の要介護認定の申請に関する情報提供の実態と、脳血管障害患者の施設入所希望の有無・ADLの自立状況・家族形態・キーパーソンと入院期間の関係を明らかにすることである。対象者は脳血管障害を発症し、要介護状態となった45名である。退院先については、半数が病院から病院へ転院していた。在宅へ戻れず、介護保険で利用できる施設に入所できないという現状があった。医療者から要介護状態となった患者への要介護認定の申請に関する情報提供は、時期的に遅く、医療者の対応はまちまちであった。在院日数の短縮が進められる中で、施設への入所の希望があり、また、ADLの自立状況が低いと、入院期間が長くなっていた。家族形態では夫婦のみの世帯、キーパーソンでは配偶者の場合に入院期間が短かった。
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