空海の入唐資格と末期の遣唐使
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
空海の生涯において、延暦二十三年(八〇四) の入唐が大きな転機となったことは、改めて述べるまでもない。はじめ正式な学問僧でもなかった空海が、唐土着岸後、優れた才覚で入京を果たし、青龍寺の恵果阿閣梨から真言密教の奥義皆伝を受けて早速帰国したことは、単に空海にとどまらず、日本の歴史にとってまことに意義深いことであった。しかし、入唐の事情や入唐までの前半生に関しては謎が多い。この点は、史料の残りがよい最澄の場合と、好対照といってよかろう。ただ、これまで十分に検討されていない史料もないわけではない。それに注目しながら、空海の入唐に至る経緯と事情を再考してみたい。
論文 | ランダム
- 張弦梁構造によるグリ-ンド-ム前橋の大屋根施工
- Biological Effects of Asbestos Fibers on Human Cells In Vitro--Especially on Lymphocytes and Neutrophils (Special Issue: Health Effects of Asbestos and Other Mineral Fibers)
- 水産生物の時空間的な動態に応じた生息環境空間の創造に向けて (特集 水産環境整備の推進)
- 半閉鎖的内湾の砂質干潟における生物と環境 : 比較研究として(開放的な砂浜海岸における水産生物と環境-吹上浜をモデルとした生態研究-,ミニシンポジウム記録)
- 吹上浜の魚類 : 魚類群集の構造は砂浜タイプによって異なるのか(開放的な砂浜海岸における水産生物と環境-吹上浜をモデルとした生態研究-,ミニシンポジウム記録)