空海の入唐資格と末期の遣唐使
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
空海の生涯において、延暦二十三年(八〇四) の入唐が大きな転機となったことは、改めて述べるまでもない。はじめ正式な学問僧でもなかった空海が、唐土着岸後、優れた才覚で入京を果たし、青龍寺の恵果阿閣梨から真言密教の奥義皆伝を受けて早速帰国したことは、単に空海にとどまらず、日本の歴史にとってまことに意義深いことであった。しかし、入唐の事情や入唐までの前半生に関しては謎が多い。この点は、史料の残りがよい最澄の場合と、好対照といってよかろう。ただ、これまで十分に検討されていない史料もないわけではない。それに注目しながら、空海の入唐に至る経緯と事情を再考してみたい。
論文 | ランダム
- 37.肺癌を含む重複癌の検討(第25回日本肺癌学会九州支部会)
- 4.肺癌患者のTリンパ球サブセットの検討(第25回日本肺癌学会九州支部会)
- 272 原発性肺癌における血清NSEおよびSCCの臨床的意義
- 気管憩室の 1 例と本邦報告 16 例の文献的考察
- 副心臓支の 3 例 : 本邦 33 症例の文献的考察