パルミラ語碑文・人名一覧
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概要
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本稿は、奈良・シリアパルミラ遺跡学術調査団(樋口隆康団長・泉拓良隊長) における研究会用レジメの一部である。人名検索の基本文献であるスタークの著書(J.K.STARK『Personal names in palmyrene inscriptions』1971)では、1130の人名・意味・性別・碑文番号・年代等が5の部族名と別の神名とともに収録されている。ただし、それらはパルミラ文字ではなく音訳され、左←右方向で示されている。実際の碑文は、パルミラ文字で右←左方向に描かれており、現地での両者の対照検索には不便である。そこで、人名・部族名・神名をパルミラ文字に変換し、番号と掲載頁を付け一覧にしたのが本稿である。またパルミラ碑文には、スタークが収録した以外の人名も多数みられるので、ガブリコフスキー(M.GAWLIKOWSKI『Recueil d'inscriptions palmyreniennes provenant de fouilles syriennes et polonaises recentes a palmyre』1974)から48名分を補い別に一覧で示した。なおパルミラ語碑文の学習には常々、(財) なら・シルクロード博記念国際交流財団の保有する資料を利用させていただいている。また隊員各位に加えて、小玉新次郎およびハレドーアルーアサド先生には格別の御配慮・御指導をいただいている。それらの学恩に感謝する次第である。
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