最小2乗法による重なり合うだ円状パターンの分離計測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
画像解析において,重なり合う粒子状物体の画像から個々に粒子を分離し形状を計測する問題は基本的であるが,まだ十分に解明されていない.一般に,この種の問題は与えられた粒子塊パターンの輪郭情報と粒子の形状に関する制約条件を組み合わせて解くことが必要である.粒子が円状パターンの場合には有効な手法が与えられているが,その一般化であるだ円状パターンの場合に有効な手法はまだ確立されていない.本論文では,重なり合うだ円状粒子画像に対して粒子を個々に分離計測するための一つの解法を与えた.これは,重なり合う粒子塊パターンの輪郭線から個々のだ円状粒子に属する部分曲線の組を分離し,これに最小2乗法を適用して各だ円状粒子の形状パラメータを決定しようとするものである.本手法の有効性を確認するために行っただ円状粒子画像に対する適用実験では,良好な分離計測結果を得ることができた.
- 電子情報通信学会の論文
電子情報通信学会 | 論文
- 分散記憶型マシンにおける並列整数計画法
- 正十二面体マイクロホンアレイを用いた実環境における音源信号分離の検討 (信号処理)
- 正十二面体マイクロホンアレイを用いた実環境における音源信号分離の検討 (応用音響)
- サービスの開始と終了を考慮したWebトラヒックの非定常Poisson過程によるモデル化について (情報ネットワーク)
- バースト消失訂正とLDPC符号に関する一考察