第2章 必修教科等の研究 6 美術科 基礎的能力を伸ばし、情操を養う美術教育プログラムの開発 : 美的直観・分析による鑑賞および系統的造形言語習得プログラムの効果
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概要
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本研究は,生徒が美術の表現・鑑賞活動を通して,基礎的能力を伸ばし,情操を養うためには,どのような活動が必要なのか,また,どのように指導計画を立てていけばよいのか,実際の授業や指導計画の分析を通して検証するものである。過去2年間の研究の中で,審美的体験,基礎的能力を観点にして,指導内容を整理し,系統性を意識しながら指導計画を立てることにより,指導のねらいが明確になり,基礎的能力が伸びることが確認できた。だが,それら検証は,あくまでも指導者側の授業・作品分析,生徒の感性的な評価分析に偏り,習得・活用・探究を観点にした生徒側からのプログラム評価の分析による検証が行われていなかった。そこで,本年度は,美術科3年間のプログラムについての生徒の評価を分析し,美術教育プログラムについての再検証を図った。本校の現行プログラム項目内の相対評価ではあるが,真善美に関してどのような意識の変化が生まれているかについて検証することができた。
- 2010-05-20
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