読み手の価値判断基準となる信念と読解水準との関係(II) : 測定尺度を改善して
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概要
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本研究の目的は、書き手のジェンダーに関する主観的主張が主として記された文章の読み取りにおいて、読み手の信念の差異が、その読解水準に及ぼす影響を調査することであった。読み手の信念の測定にあたっては、文章内容に対する受容度と性差観を取り上げ、分析する際はそれぞれ独立して行われた。また、読解水準に関しては、統語論的レベル、意味論的レベル、実用論的レベルの3水準を採用し、それを測定するための課題を設定した。そして、短大生90名を対象とし、文章の受容度の高低、または性差観の差異と読解水準との関係を検討した。結果として、受容度の高低や性差観の差異とその読解水準には関連がみられなかった。ただ、本研究の結果は、読み手の意見だけでは、「反意前提課題」には回答できないことを示唆するものとなった。
- 2010-02-01
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