三大寺家旧蔵「高野大師行状絵」考--薮本家本を中心に
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概要
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本稿は、三大寺家旧蔵「高野大師行状絵」について、先に発表した二編の論考の続編である。前稿では、三大寺家旧蔵本および本来はこれと一具の絵巻であったボストン美術館本を一括してA本と称し、その全体に関わる問題点を整理した後、逸翁美術館所蔵の第一巻および総持寺所蔵の第二巻について、類本との図様比較を中心とする検討を加えた。引き続き本稿では、まず、藪本家が所蔵する第三巻の図様を検討する。次いで、第三巻には詞書の異同が比較的多いことに注目し、前稿1では簡単にしか触れなかったこの問題を再検討する。なお紙数の都合上、三大寺家旧蔵本のうち残る第四巻と第五巻の検討は別稿に譲ることとし、本絵巻全体についてのまとめもそこで行うこととする。
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