中国の物価安定化政策に関する一考察―銀行業における規制緩和の視点より―
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概要
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研究ノート1978 年の経済改革と対外開放政策以来、中国は高い経済成長率を維持しながら、激しい物価変動を経験してきた。中国特有の物価変動の原因は何だろう。どのようなメカニズムで生じたのか。また、物価安定化政策としてどのような政策が有効なのか。中国の物価安定化政策に関する研究は決して十分に進んでいるとはいえない。中国の金融制度は間接金融がメインとなっている。そして長い間、中央銀行である中国人民銀行はその主な貸出相手である四大国有商業銀行に対する規制管理(貸出規制、金利規制等)を通じて政策運営を行ってきた。しかし経済発展にしたがって、これらの規制は政策波及の障害となり、経済構造調整の圧力がかけられている。そこで、中長期的な物価安定化政策として、規制緩和によるマクロ経済効果が期待される。本論文は、銀行業における規制緩和の視点から物価安定化政策を考察することが目的である。本論文の構成としては、まず、改革・開放後の中国の物価変動について概観する。そして、物価変動の要因について分析する。さらに、銀行業の規制と規制緩和の内容を説明し、中国の銀行業の現状を分析する。次に、中国における規制緩和の理論分析を説明し、理論分析からの結論をまとめる。最後に、政策インプリケーションを提示する。
- 2004-12-17
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