幼児教育分野における情報技術活用―3次元画像記述言語(3DML)を用いた幼児教育向け教材制作を通じての実践―
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概要
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論説幼児教育分野にも情報技術の利用が広がっている。この分野で情報機器利用の意義は、業務の効率化・自動化であってはならない。マルチメディア・情報機器は、幼児教育における保育の質や内容を向上するための表現手段として活用されるべきである。しかし、現状では、幼児教育分野における情報技術活用は、事務処理目的での利用や、情報技術に特化した側面からの議論にとどまっている。保育教育本来への情報技術の活用が十分に研究・議論されているとは言いがたい。そこで、本研究では、保育者自身がマルチメディア・情報技術を活用して保育用教材を作り、それら教材の保育現場での実践を通して幼児とのコミュニケーションを高めて行く、情報技術活用型の保育手法を提案する。具体的には、豊かな表現力、容易な制作といった2つの特徴を有する、3次元画像記述言語「3DML」を用いて、「バーチャル動物園」「バーチャル水族館」を保育者自らが制作し、幼稚園において保育実践をおこなった。そして、これら実践について、保育、美術・造形分野、情報技術の各分野からの考察をおこない、保育教材としての効果を検証した。保育者が自分自身で多様な表現によるデジタル教材を作成し、使用することは、保育に対する意識を向上させ、子どもとの語りかけや遊びを促進させるなど保育活動の質的向上をもたらし得る可能性を確認した。
- 2004-02-10
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