高齢期単身生活者の理想的な食生活事例に関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
一高齢期単身生活者(84歳、女性)の、連続3日間の食生活像並びに身体・健康状況を調査し、以下の結果を得た。1)対象者は身長145.2cm、体重38.0kg、BMI18.0、心所見にて受療中であるが、血圧・血液検査値は正常値、自歯20本以上、1日の歩数5,929歩、運動量92kcalにて、自家菜園の世話、適度の社会参加をされている。2)献立は主食・主菜・副菜が揃い、殆ど毎食に六つの基礎食品が配されるバランス良好なものであり、楽しみながら手作りされている。3)1日の摂取食品数は34~44種類に及び、食品群別摂取量は食品構成目安量に対比すると穀類・卵類がやや少なめの他はいずれも適正範囲にあった。4)栄養素等摂取量は栄養所要量・目標摂取量の設定されている項目については全て充足または適正範囲にあった。栄養比率も糖質・穀類エネルギー比がやや低値の他はいずれも適正範囲にあった。5)エネルギーに関しては、摂取量(1,342kcal)が所要量(1.293kcal)・消費量(1.276kcal)を3.8~5.5%上回る望ましい出納成績を示した。6)食物摂取パタンは僅かに伝統型食事・副食品多食型の領域にあり、摂取脂肪の粥腫形成指数(IA)・血栓形成指数(IT)が0.5以下であった。
論文 | ランダム
- A Laser Technique for State-Selected Time-of-Flight Analysis by Pseudo-Random Modulation
- 新学習指導要領と持続可能な社会づくり(ESD)の授業構成--地理授業にニューウェイブを起こすESD (2009年度日本地理教育学会11月例会報告 テーマ:小中社会科・地理のニューウェイブを提案する--防災・観光・ESD小学校社会科と中高地理の教科調査官をまじえて)
- 地誌でたがやす地理教育(第1回)「地誌」の昔と今
- 高等学校における地誌学習の原理と技法--改訂学習指導要領をめぐって (〔日本地理教育学会〕50周年記念号) -- (第2部 21世紀地理教育への展望--地理教育の理論的・実践的研究(1)地理教育の課題と展望)
- 国際地理学連合地理教育委員会--ベルリン・シンポジウムに参加して