奈良県内中学校の木材加工教育に関する調査研究 -学習形態と木材塗装の現状分析-
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概要
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平成5年度から新しい学習指導要領の基で、中学校技術・家庭科の授業が展開されている。奈良県内の技術担当の教師を対象にして、授業の形態、塗装学習について実態調査を行った。その結果、つぎのことが明らかになった。(1)1授業当たり30~39名の生徒を対象としている学校が約66%を占めている。男女共学になってから、個別指導に要する時間が著しく多くなっている。(2)教材に使用する材料はアガチス材が最も多く、スギ、ヒノキ材等の国産針葉樹材の使用も多い。教材費は1人当たり1,000~1,999円が約半数を占めるが、材料費の高騰で上昇する傾向にある。(3)塗装学習に対して教師の80%が「大変重要だ」「重要だ」と回答し、認識は高い。実際に過半数以上の学校で塗装実習が行われている。(4)使用塗料は65%の学校で水性ニスが採用されている。塗料を選定する理由として、生徒の安全面、仕上がりの美くしさ、作業の簡易さ、短い乾燥時間、火気の安全性があげられた。(5)塗装学習に対する問題点として、塗装時間が取れないこと、乾燥場所の確保の難しさが指摘された。
- 1995-03-31
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