障害児学級の設置状況とその地域格差の検討 -障害児学級研究の前提把握の試み-
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概要
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障害児学級はわが国の障害児教育制度として、障害児教育諸学校とならんで重要な位置を占めているが、その実態は地域等によって大きく異なり、一般的な把握がきわめて困難である。養護学校義務制が施行された1979年から1994年までの15年間における障害児学級の設置状況を学校基本調査報告書の統計資料に基づいて検討した。障害児学級の設置状況は、総体として地域格差が大きいが、障害種別ごとに検討するとその格差はさらに大きなものとなる。また、1979年以降15年間の年次的な推移をみると、特に精神薄弱学級以外の学級の設置状況と関連して地域格差は拡大されているように思われた。こうした検討の結果から地域ごとの精密なケースワークとそれに基づく比較研究の必要性が示唆された。
- 1996-03-31
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