抗てんかん薬による情動安定化作用の発現機序(第二報) : 急性および慢性投与時のシナプス間隙内伝達物質動態上の差異
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Carbamazepine(CBZ),zonisamide(ZNS),valproate(VPA)の情動安定化作用機序解明の目的で,急性投与時の3剤のmonoamine(MA)遊離に対する効果,急性および慢性投与によるMA,acetylcholine(ACh)代謝に対する用量依存性効果をラット(N=329)を用いて検討した.治療用量のZNS,CBZは細胞外および脳内MA,前駆物質濃度を増加した.過利用量のZNS,CBZはMAおよび前駆物質濃度を低下した.VPAはdopamine(DA)に対してはZNS,CBZと同様の効果を示したが,用量依存性にserotonin(5-HT),前駆物質濃度を増加した. 3剤のAChに対する効果は,治療用量の慢性投与では脳内ACh濃度を増加したが,投与量増加に伴いACh濃度増加作用は減弱し,過剰用量ではACh濃度を低下した.これらの成績から,これらMA(DA,5-HT),ACh濃度増加作用が3剤の情動安定化作用の発現機序の一部を説明しうるものと考えられる.
論文 | ランダム
- 山田洋次監督、自作を語る 幕末という時代に生きた北国の小さな藩の平侍・宗蔵の凛とした生き方と恋 (特集 隠し剣 鬼の爪)
- 永瀬正敏、緒形拳、小林稔侍ら豪華キャストと山田組スタッフの見事なコンビネーション--山田洋次監督作品『隠し剣 鬼の爪』撮影現場レポート
- 電通総研記念フォーラム 特別座談会「日本の"人気・世論・世相"について」
- インパクト・レヴュー Culture & Critique 映画を「読む」・本を「観る」 「甘いヒューマニズム」の裏側--「隠し剣 鬼の爪」・『山田洋次の〈世界〉』
- 対談 鈴木敏夫×山田洋次--映画を愛する二人から映画製作のススメ (巻頭特集「ハウルの動く城」)