算数・数学教育における問題解決学習の研究(3) -授業における児童・生徒の知識変容の視点を通して-
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概要
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おもに問題解決学習という形式をとる算数・数学の一斉授業において、「個に応じた指導」という視点からその特徴を分析することを目的とする。前稿では、研究方法として授業記録方法を開発し、これを使って知識変容には教師の発問のみでなく、他の児童・生徒の意見が大きな要因になっていることを確認した。本稿では、前稿の記録方法に修正を加え、授業における個としての児童・生徒の知識変容過程をより明確に示した。また、1人の児童を長期観察することで、その児童における知識変容過程のパターンを見出し、それに対する考察も付け加えることを試みた。The purpose of this report is to show the effectiveness of teachers vis-a-vis individual student in whole class of arithmetic or mathematics which is mainly taken the form of problem solving lesson. In a previous report, we invented a new method of recording lessons as a way of reseach, and then we also showed that the main factor to change knowledge is not only teacher's utterances, but also opinions of other students. Therefore, in this report we showed not only to adopt the modification to the recording paper of lessons but also to express about changing process of knowledge of an individual student in class more clearly. And then, we found out the pattern of the changing process of knowledge of one child by observing the child for a long time and tried to add the consideration against the result.
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 1997-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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