「語り合える子」を育てる国語科の授業展開に関する実践的研究 -物語の周辺的存在者の立場から全体をとらえる(再構成)ことの楽しさを味わうことができる子を目指して-
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概要
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将来、子どもたちが、国際社会の中で生き抜いていく力を育てることのできる国語の授業はどうあるべきかを考えたとき、「自分の考えをもち、論理的に意見を述べる力、目的や場に応じて適切に表現する力、目的に応じて的確に読み取る力」をっけていかなければならない。小学校において、1年生から6年生までどの子もが生き生きと楽しんで取り組み、内容理解を深めていくことのできる国語科学習、とりわけ音声言語によるコミュニケーション能力も育てられるような国語科学習はどうあるべきかを模索してきた結果、「語り合える子」を育てるべきではないかとの結論に達した。なぜなら「語り合う」ためには、一人一人の子どもが作品全体を確かに捉え、それをその子なりに再構成しなければならない。また、作中人物の言動に対するその子なりの考えをもち、聞き手に分かりやすく話さなければならない。聞き手も「聞く」ことを意識し相手に自分の考えを返していかなければならない。ここに互いのコミュニケーションが育ち内容理解の深化をはかることができると考えたためである。そこで、1年生の子どもにも分かりやすいように「○○になってお話しよう」という学習を位置付けることにした。
- 1998-03-31
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