小学校家庭科における実践的な態度を育てる授業「お弁当づくり」の開発
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概要
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新学習指導要領において従来の題材指定の見直しが行われたことを受けて、被服学習と食物学習を統合した「お弁当づくり」の授業開発に取り組んだ。中学校への入学を前にした時期に、お弁当を持っていく意味を確認し、目的に適したお弁当をつくり、それを保護し運ぶための袋の製作学習である。「お弁当づくり」の授業開発のための資料として家庭におけるミシンの所有と使用状況ならびに家庭科における被服製作学習の必要性等を調査した。その結果、ミシン使用を伴う被服製作学習は保護者らの支持とともに、家庭におけるミシンの使用状況からも、本研究において紹介した「お弁当づくり」は、生活実態に即した子どもたちの生活自立能力の育成に効果をあげ得る実践的題材であると考えられる。
- 2002-03-31
著者
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