きりによる穴あけ技能の習得を目指した教材・教具について
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概要
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両手を互いに前後運動させて柄を回転し、下方へカを加える、これら2つの作用を同時にしなければならないきりもみ作業は、未経験者には難しい。近年子どもたちの多くは木工道貝の一つであるきりを使う経験が少なくなり、正しい使い方がマスターされていない。本研究は、中学校技術・家庭科のものづくり実習できりによる穴あけ技能を効率的に習得できる方法を開発することを目的に、技能を数値化して習得を早める方法を提案した。そして、中学生を対象にしてその効果を検討した。その結果、体重計を用いてきりもみ技能を数値化する方法は、きりの左右の振れと前後の振れの程度を小さくでき、技能を向上させるのに効果的であることを立証した。きりの推進力と振れの関連性を検討した結果、左右の振れが推進力に大きく影響を及ぼす因子であり、脇を締めてきりもみ作業を行うことによって高い推進力が得られることを裏付けた。
- 2002-03-31
論文 | ランダム
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