李箱「終生記」の「前書き」の分析-作品の構造と「前書き」の話者としての主人公
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概要
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李箱の「終生記」は非常に読みづらい作品である。この作品には「前書き」が「本編」の前に添えられており、主人公がどのような構想で作品を展開させていったのかを示す文章であると考えられる。「前書き」を分析することによって「本編」をより理解できるようになる。「前書き」は1ページ余りの文章であるにもかかわらず、作品において非常に重要な役割を果たしているのである。本論文ではこの「前書き」の文章を6段落に分けて分析していく。そのことによって「本編」の構造はもちろん、それを展開させた話者の構想や作品執筆に関する自信と評価に関する不安といった内面までが明らかになってくるはずである。
- 2010-09-30
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