アーリーステージのベンチャーキャピタルの発達条件に関する試論
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本のベンチャーキャピタル(VC)においてマーチャント・キャピタルが主体であるとの正確なデータは存在しないが、日本のVCの投資収益率が、欧米に比べて低い水準にとどまっている。低い投資収益率の原因としては、ベンチャーキャピタルが投資収益を上げる手段が新興株式市場への上場に限られていること、リスク選好度が低くリスクの高いアーリーステージの投資が不活発であること、が指摘されている。本稿では、①日本に特に特徴的なアーリーステージの投資の未発達である理由を考察すること、および、②日本において生じつつあるアーリーステージに投資するという新しいタイプのVCの事例研究から、その発達条件について試論を示す。Return on investment of Japanese venture capital is at a lower level than in Europe or America. The following observations have been made on this reality. Firstly, the means by which venture capital raises return on investment have been limited (listing of stock in an emerging equity market). Also, investment in the early stage where the risk is high is not active. In this paper, we consider a less well examined reason for investment of the early stage in Japan. In addition, we use a case study to analyze the development condition of venture capital.
- 2010-07-29
論文 | ランダム
- 二輪車用ストロングハイブリッドパワーユニット(トピックス)
- 低温用実用熱拡散率測定装置の開発(5)
- 低温用実用熱拡散率測定装置の開発(4)
- 低温用実用熱拡散率測定装置の開発(3)
- レーザスポット加熱式ac法における異方的熱拡散率解析(2)