骨接合術後に対照的な経過をたどった転位型大腿骨頚部骨折の2例 -骨癒合過程に関する考察-
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概要
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壮年者の転位型大腿骨頚部骨折2例に対する骨接合術後,PauwelsⅠ型の1例は正常に骨癒合したが,PauwelsⅢ型の1例では骨癒合までに22ヵ月を要した。古くから,PauwelsⅢ型は骨癒合に問題を起こす可能性があると指摘されているが,その理由は単に剪断力が働くためとだけ理解されているように思われる。転位型大腿骨頚部骨折の骨接合術において,良好な骨癒合を得るためには,安定した整復位(hat-hook position)および安定した内固定(3点固定)を得ることが重要であるが,2例を検証したところ,PauwelsⅢ型においてはvertical な骨折線の方向によりhathookposition と3点固定を得ることが困難であり,このことが術後剪断力による二次転位を助長していると考えられた。さらに,PauwelsⅢ型の安定した内固定を得るための内固定方法について考察を加えた。
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