ロンドン国際医学大会の意義について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
科学技術の発展に、研究者ならびに研究成果の国際的な交流が極めて重要であることはいうまでもない。医学については、種々の医学知識の交換のみならず、世界的な流行が危倶される伝染病のような場合、国際的な協調のもとに治療や予防策が進められることが肝心である。19世紀ヨーロッパ全域を襲ったコレラの流行の後には、検疫体制に関する各国の協調が流行阻止の鍵であることから、1851年のパリ会議を最初に、ウィーン、コンスタンティノープルなどで国際衛生会議が開催されてきた。国際衛生会議が政府代表による国際協定の取り決めを主眼とするのに対し、以下に取り上げる国際医学大会は、医学研究者による国際会議である。第5回ジュネーヴ、第6回アムステルダムに続く、ロンドン国際医学大会は参加者の数、顔ぶれの豪華さ、取り上げられたテーマの多彩さから群を抜くものであった。これまでほとんど知られることのなかった会議の全容を明らかにし、1881年というこの時期に、世界的な医学研究者が一堂に会した意義を考えてみたい。
- 2010-03-28
論文 | ランダム
- 108 経内視鏡的水素クリアランス法による気管支粘膜下組織血流量測定に関する試み : (第 3 報)萎縮性変化に関する研究(気管支循環)
- 局所麻酔作用のモデル研究--界面化学的手法による作用機構の解明
- EFFECTS ON ANTI IC DRUGS FOR CARDIAC DEATH IN PATIENTS WITH HEALED MYOCARDIAL INFARCTION
- 高速液体クロマトグラフィーによるヒト全血中の局所麻酔薬リドカインの定量
- EFFECTS OF β-BLOCKERS ON CARDIAC EVENTS IN PATIENTS WITH HEALED MYOCARDIAL INFARCTION