一人ひとりを大切にする保育を目指して
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概要
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奈良大学附属幼稚園は「一人ひとりを大切にする保育」をあざしている。この報告では、母親の過保護・過干渉を受けて育ち、自己中心の世界に浸り、他児には無関心なM男と、遊びに入れずただウロウロしているだけのY男という二人の子どもの姿を通して、一年間の保育の過程において実践し、経験したことにっいて考察した。鷲に、この二人の個性はどのようなもので、友達との関わりがどのように変化していったか、その中で教師はどのように関わり援助していったかを中心にして、一年間の姿を振り返りつつ考察した。日々の保育の実践の中で、教師は子どもとともに生活をし、一人ひとりの子どものありのままの姿を受け止め、子どもとともに共感し、信頼関係を作ることが最も大切であることが感じられた。また、一人ひとりの子どものより良い成長のためにその子に合ったきあ細やかな教育的配慮・援助が必要であるが、そのためには一人ひとりの発達が著しく異なる幼児期の特性を十分に踏まえた上で、一人ひとりの子どもの特性を見極あ、洞察し、理解することが重要であり、教師が心のゆとりを持って臨むことが必要であった。同時に、子どもに大きな影響を与える保護者と信頼関係を築き、共通理解の上に立って子どもの育ちを支え合っていくことも非常に大切であると考えられる。
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