行政改革とコンフリクト・マネジメント - 財政赤字下の地方自治体と行政経営 -
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概要
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地方自治体の行政改革は財政改革を中心として論じられてきたが, 地方財政健全化法の施行によってさらに財政に偏し勝ちである。このような流れの中で市の行政改革委員の経験を踏まえて, 行政組織のガバナンス改革の重要性を論じ, 行政と住民の協働もガバナンスの視点から考察している。行政組織は多様な目的を追求しており, その対象とする範囲も広い。それゆえ論点を絞って市立病院経営に焦点をあわせているが, それは地域医療の拠点という名のもとに財政赤字なのに巨額の新病棟を建設したりして, さらに累積赤字を増やしていく安易さに歯止めをかけ, 行政改革を推進していく必要性を行政経営の視点から論じている。厳しい財政状況のもとでは, 市立病院も収支バランスを求められるし, ハコのみを所有するガバナンスなき大学医局支配下の市立病院経営の問題点を組織論的に論考している。 (英文) Most of Public Reforms are based on financial analysis. However, our study is based on the viewpoint of public management and conflict management. We considered that public reform in local government can be reformed constructively. It was pointed out that conflict is good; it is not something to be ignored or avoided.
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