NICUにおけるFamily-Centered Care <ワークショップI>
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概要
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米国Institute for Family-Centered Careによれば, Family-Centered Care(以後FCCとする)は, [尊厳と尊敬][情報の共有][参加][協働]の4つの概念からなるケアの理念である.NICU看護においてFCCは, 大変重要な分野であり, 最近, 大きな関心を集め, さまざまな取り組みがなされてきているものの, 面会に関する規定や子どもの病状や治療に関する説明のあり方, 家族のための設備, 家族同士の交流など施設での格差があることも報告されている. また, FCCの実践には, マンパワーや施設の環境だけでなく, 医療者の考え方や態度も大きく影響するとされる. 私たちには, 子どもの最善を家族と共に考えるパートナーとなり, 子どもと家族が主役になれるようなかかわり方や関係づくり, 環境づくりが求められている. 人材育成の強化や組織文化の刷新も課題である.このワークショップでは, 古くて新しいFCCの考え方に関する説明, 日本の現状に関する研究報告, 臨床での実践とスタッフ教育に関する取り組み, 先駆的なアメリカでの取り組みなどについて情報を提供し, 臨床現場においてFCCを推進し, 根付かせていくための戦略について, 参加者の方々と意見交換を通じて検討していきたいと考えた.I Family-Centered Careの概念とその変遷 首都大学東京健康福祉学部看護学科 浅井 宏美II Family-Centered Careに関する臨床での実際の取り組み 昭和大学病院総合周産期母子医療センター 井出 由美
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