音楽感覚形成における「こもりうた」の音楽教育的機能について
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概要
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The purpose of this study is to examine the educational function of lullabies to foster musicality from a music education view-point. Lullaby is not only the first musical communication in life stage, but the most intimate musical communication between a baby and his/her care giver. Musical communication is the most important factor for musical development. Therefore, lullabies give a great influence on developing musicality and musical mother tongue which is the foundation of music learning and understanding. It is very necessary to appreciate musical mother tongue of each child, to develop child's musicality on the base of his/her mother tongue from a view-point of music education.本研究は、音楽感覚形成における「こもりうた」の機能について検討したものである。「こもりうた」は、人の成長の過程で最も早い時期に行われる音楽的コミュニケーション活動の一つであると共に、子どもと養育者の間に相互に行われる最も親密なコミュニケーション活動である。音楽的発達の視点からみると、このような「こもりうた」を媒介とした音楽的コミュニケーションは、個々人の音楽感覚の形成、すなわち、音楽的母語の形成に大きな影響を与えるものであるといえる。音楽の学習や理解は、その上に形成されるものである。したがって、音楽学習においては、子どものもつ固有の音楽感覚を認識すると共に、それに基づいた学習計画が作成・実践されることが必要である。
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