サーモグラフィを用いた冷え性の病態生理学的検討 気温の変化と冷え性患者の皮膚表面温度分布の関係について
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概要
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From January to December in 1990, whole body temperature was measured in 79 women by using a thermotracer 6T66, and was compared to the change of atmospheric temperature.Thedifference between the highest temperature of the body and the lowest temperature of the limbs was more than 8℃ in women with complaints of coldness of limbs. This difference was observed in 88% of the women complaining coldness when the average atmospheric temperature in a month was more than 15℃.季節毎の婦人の冷え性患者における全身の皮膚表面温度分布について,サーモグラフィを用いて検討した。その結果以下のことが判明した。1)冷え性は外気温が1カ月の最高気温が20℃,最低気温が10℃,平均気温で15℃以下になると発症しやすくなる。2)外気温が前記の条件において,中間温環境下でサーモグラフィ上,軀幹部の最高温度と四肢部の最低温度の差が8℃以上ある症例では99%の確率で冷えを訴えることが明かとなった。
- 岡山大学医学部附属環境病態研究施設, 岡山大学医学部附属病院三朝分院の論文
- 1991-08-00
岡山大学医学部附属環境病態研究施設, 岡山大学医学部附属病院三朝分院 | 論文
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