普通教科「情報」における情報倫理教育の位置づけ(1)中学・高校・大学生の実態調査を通して
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概要
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Japanese Education and Science Ministry decided to conduct information education in Japanese high school in 2003. But, the way and the contents of imformation ethics education in the school course of study aren't conducted so precisely. In this paper, to search the way of information ethics education in high school information lesson, a questionnaire on children's knowledge and consciousness of information ethics conducted. The questionnaire was conducted to junior high school students, senior high school students, and university students. The results were analyzed by the factor analysis and cluster analysis, and the difference and the internal conditions of these 3 groups' sense of information ethics were compared and 4 factors were abstracted and simulated, and the structural connection of these mental factors were considered ontologically.本研究は、高等学校に新たに平成15年度から必履修教科として設置される普通教科「情報」の指導において重要な意味を持つ情報倫理教育のあり方を探る基礎的な研究として中学生・高校生・大学生への情報倫理意識の実態調査を実施した。情報倫理に関する多学年にわたる意識のアンケート調査を通して、学年別の倫理知識の特性、倫理意識について分析しその要因について考察した。生徒に対する調査結果を因子分析とクラスター分析を行い、それらの因子の構造と因子を構成する内因構造について明らかにした。そして中学生・高校生・大学生毎の抽出因子の共通点と差異について論究し、中学生・高校生・大学生の情報倫理意識構造をふまえた高等学校の普通教科「情報」における情報倫理教育のあり方について提言した。
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