「岡大ライス」の候補品種の選定
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概要
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現在,水田部門では毎年平均45~50トン前後の米を収穫している。以前はその全量をJAに出荷していたが,平成16年からJAへの出荷を止めて,「岡大ライス」と称して生協食堂の米飯用と学内で販売を行ってきた。平成20年度の実績では生協に約37トン,宮下酒造(「おお岡大」用)に6トン,残り9トンを一般販売や学内販売している。現在,生協の食堂では‘ヒノヒカリ’と‘アケボノ’をブレンドして使用しているが,それよりも単一品種で安価で美味しい品種はないものかと探していた。九州沖縄農業研究センターで育成された‘あきまさり’(6))は,‘ヒノヒカリ’と同等の食味で収量性も約10%高いことが報告されている。また,‘にこまる’(5))は‘ヒノヒカリ’に比べ高温条件においても白未熟粒の発生が少なく(4)),収量性も優ることが報告されている。そこで,岡山大学フィールド科学センターの主力品種である‘ヒノヒカリ’,‘アケボノ’に‘あきまさり’,‘にこまる’を加えて,2005年と2006年に岡山農場の水田で試験栽培を行い,収量性および食味官能試験を行った。さらに,2007年に八浜農場で小面積の栽培を行い,センター職員および生協職員の協力を得て食味官能試験を行った結果について報告する。
- 2009-04-01
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