アズキゾウムシ実験個体群のSelf-Regulation
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概要
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この実験は初めいろいろの成虫密度を示すアズキゾウムシ個体群の増殖過程をしらべ,個体群の増殖に伴なう環境抵抗のDensity dependentの過程とSelf-regulationの作用を検討したものである.1)この実験における成虫密度が700~1,800の密度範囲では完全なSelf-regulationの現象が認められその結果個体群の密度はその水準が1,300±200のEquilibrium positionが保たれる.そこでこのSelf-regulationをComplete Self-Regulationと呼んだ.2)成虫密度が300~700の範囲では環境抵抗と増殖のつり合い関係が(1)項とは異ったものとなる.その結果発生する密度水準は上記のEquilibriumの上限を突破し個体群密度はFluctuationを示すことになる.そこでこのような低密度の下に生ずるSelf-regulationをIncomplete Self-Regulationと呼び前者と区別した.3)成虫密度が300以下の範囲は成虫密度の減少で密度圧(環境抵抗)が小さいが,その割に生育率や産卵率のような昆虫の増殖能力を示す指標が高くはない.その結果次代の成虫密度が高くならない.ゆえに,明瞭なSelf-regulationを認めることができない。
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