ダイズ繊維たんぱく質のペプシン及び膵臓酵素消化による消化生成物の分別及びアミノ酸組成分析
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概要
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ダイズ繊維たんぱくにペプシン及び膵臓酵素を作用させたときに生ずる生成物のうちTCA可溶性のものをイオン交換クロマトグラフィーによって9画分に分別し,各アミノ酸組成と各画分の消化における経時的変化を検討した. その結果Asp,Ala,Leu,Phe,Lys,Argはかなり消化されて利用されやすい状態にあるが,いっぽうMet,Cys,Thr,Tyr,Val,Ileはクロマトグラフィーにおけるピークとして現われにくいことから,消化生成物中では比較的大きなペプチドの残基として組込まれていると考えることが出来る. このため消化吸収に際して,これらアミノ酸の利用率は低いことになり,このことがダイズたんぱく質の低栄養価の1因になると考えられる。
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