玄米粒長の遺傳と之に関與する遺傳子の穂長に及ぼす影響
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概要
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1.本研究は水稲,穀良都×大粒稲のF3-F5に就て,粒長及び穂長の遺伝様式を論じたものである. 2.両品種間には1遺伝子(Gr)差がある.この遺伝子は粒長及び穂長に増勢的に作用する多発性の不完全優勢遺伝子で,その両形質に対する支配価は第5表に示す如くである. 3.Grの如き収量を決定する要因となる諸形質に,多発的に作用する遺伝子の存在する事は重要な事項であつて,赤藤(194S-a, 1949, 1950)も指摘する如く,かかる遺伝子の各形質に対する作用力を明確にすることは育種学上極めて必要な事柄である。
- 岡山大学農学部の論文
- 1952-00-00
岡山大学農学部 | 論文
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