多階層生産組織の協働と多階層社会の社会資本 <論説>
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概要
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エージェントの経済行動の分析は、典型的には、経済合理性の視点からなされている。しかし、実際にはエージェントは社会横断的な暗黙の契約を負って経済行動を行っている。エージェントは生産組織に帰属すると同時に社会共同体に属し、同時に、二つの組織で契約/規範を遵守することを求められている。本稿では、我々は、二つの組織に帰属することが一方の組織(社会組織)の協調が他方の組織(生産組織)の協調の促進にどのような影響を及ぼすのかを考察する。我々は、エージェントが複数の組織に同時に帰属し、それぞれの組織で契約/規範を締結することが、各組織で協調を促進することを明らかにする。特に、単階層組織のパートナーシップ企業と単階層社会へ帰属した場合と多階層組織のプリンシパル・エージェント企業と多階層社会へ帰属した場合の協調の促進を比較する。
- 2010-07-15
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