小学校体育授業における教師の授業中の「出来事への気づき」に関する研究 : 学習成果(ゲームパフォーマンス)の相違に着目して
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概要
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本研究は,小学校4年生担任教師(運動技術[ゲームパフォーマンス]を高めた教師2名とそうでない教師1名)を対象に,フラッグフットボールの授業を一単元(全9時間)実施してもらい,そこでの「出来事への気づき」とそれに対する「推論―対処」がどのように異なるのか事例検討したものである。その結果,運動技術を高めた教師はそうでない教師よりも「出来事への気づき」が多く,教師の授業中の「出来事への気づき」は運動技術の相違と密接に関係する可能性の高いことが推定できた。また,「推論―対処」では,運動技術を高めた教師がそうでない教師よりも「合理的推論―目的志向的対処」と「文脈的推論―目的志向的対処」の記述量の多い結果であった。上記2つの「推論―対処」の記述内容から,運動技能を高めた教師は教材研究の深さや運動教材に関する知識の豊富さ,子どもたちの学習過程を看取しつつ実践する姿勢の強いことなどがそれぞれ考えられた。The purpose of this study was to compare the difference in teaching on teachers’ awareness of “class events” during physical education classes. Three teachers in charge of primary 4 grade (age 10) to take part in this study. Three teacher is high score (N=2) and low score (N=1) teachers’ of game performance after physical education classes. As a result, it was found that the awareness of “class events” in lessons is strongly impacted by the professional expertise from view of game performance.
- 2010-06-25
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