〈原著〉Guillain-Barre症候群における、抗ガングリオシド抗体の新たな測定法が陽性率におよぼす効果の検討 : フォスファチジン酸添加あるいは、ガングリオシド複合体を用いた抗体測定法
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概要
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[抄録]Guillain-Barre症候群(GBS)の急性期には,約6割でガングリオシドに対する抗体の存在を認め,有用な血清診断として利用されている. 近年,既知の抗体に加え,フォスファチジン酸(PA)を添加することによる抗体活性の亢進や,重症化の指標となる,ガングリオシド複合体に対する抗体の存在が報告されている. そこでこれら新たな抗原に対する抗体を測定することにより,陽性率がどれくらい上昇するかを検討した. その結果, PA添加により,一部抗体活性が低下する症例・変化のない症例を認めたものの,全てのガングリオシドで,抗体陽性率は上昇し,また,ガングリオシド複合体抗体の測定も陽性率を上昇させた. PAによる抗体活性増強のメカニズム・ガングリオシド複合体抗体陽性例での重症化のメカニズムの詳細はまだ不明であり,今後の検討が必要であるが,これらの測定法により抗体陽性率の上昇が確認され,今後のGBS診断に有用な検査法である.
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