鶴岡市郷土資料館『みやげつと』写本二種間の表記差 : ルビについての検討
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概要
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要旨 鶴岡市郷土資料館所蔵の『みやげつと』写本AB二種について、筆写者による本文表記の正確性を探るべく、ルピ表記を対象に比較検討した。B本はA本の伝える本文を整理・転写して成った本と考えられ、A本が総ルビに近い状況であるのに対し、B本ではルビが整理・省略されている。すなわち、しばしば初出例を除いての同一語におけるルピの省略、字音語の読みと異なる義訓を除いてのルビ省略、字音語の表記を変換してのルビ省略、庄内方言特有のカタ行有声化による濁音ルピの清音表記であり、これらはこと筆写者の意識に左右されやすい要素であることが判明した。これを方言資料として利用する場合、B本は注意を要することを述べた。キーワード:郷土資料、『みやげつと』、表記、ルビ、方言資料
- 2009-12-25
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