低ADL症例における腹部大動脈瘤の特徴と手術成績
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概要
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著者最終原稿版腹部大動脈・腸骨動脈瘤の手術症例中、脳血管障害後遺症により術前ADLが高度に低下した4例を対象に疫学的特徴と手術成績について検討した。最大瘤径は平均6.1cmで、1例は孤立性腸骨動脈瘤の破裂であった。術前より発熱を認めた3例は感染性動脈瘤を疑い、2例にin situによる再建と大網充填を追加した。術前に破裂もしくは切迫破裂と診断し緊急手術を行ったのは3例で、全て破裂症例で後腹膜へ破裂しており、うち2例で器質化した後腹膜血腫を認め、chronic contained ruptureと考えられた。術後合併症として、1例にイレウスを認め、この症例は大腸癌による開腹手術の既往があり、術前よりイレウス症状が存在した。術中腸管癒着があったが最終的に保存療法で軽快した。その他2例で薬剤性と思われる軽度肝機能障害を認めた。術前より発熱していた3例中2例で、瘤壁よりCandida tropikalis、Staphylococcus aureusが各々検出され、感染性動脈瘤と確定診断した。術後平均在院日数は21日で、最長観察8ヵ月で遠隔死亡も認めない。
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