京都大学医学部附属病院泌尿器科の入院患者臨床統計(1983年1月~1984年12月)
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概要
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前回の入院患者臨床統計に引き続き1983年1月から1984年12月までの臨床統計を行なった.入院患者予算ベッド数は60で,占拠率は常時ほぼ80%以上であった.患者数は825名,性別男子670名,女子155名で,男子の比率が増加しているが,主に前立腺肥大症を含む,尿路***腫瘍の増加による.50歳以上の入院が1983年54.1%,1984年55.8%であった.頻度の高い腫瘍,結石,尿路***奇型の頻度は,1983年度でそれぞれ47.5, 21.4, 22.6%であり,1984年には45.2, 25.1, 16.2の割合であった.腫瘍のうちでは前立腺腫瘍,膀胱腫瘍が大半を占めた.結石では上部尿路結石症が著増を示し,尿路***奇形では腎嚢胞をこの項に含めた.尿路***腫瘍患者の割合は,1979年以後は1981年を除き常に40%を越えている.死亡46名,剖検率80.4%であった.年間の手術件数は手術の対象となった臓器の組み合わせで分類したA clinical statistic survey was carried out on the patients, diseases, and the treatments undertaken at the Ward of Department of Urology, Kyoto University Hospital during the years of 1983 to 1984.
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