繰り返す肺炎を契機に発見され、気管支内視鏡により摘出した気管支異物の1例
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概要
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症例は54歳、男性。主訴は37度台の発熱および咳嗽。近医で抗生剤を処方されるも、症状は一時的に改善するのみであった。胸部X線写真では肺炎を疑う浸潤影を認めた。基礎疾患を持たない成人男性に繰り返し起こる肺炎であり、原因精査のため当科紹介となった。初回の気管支内視鏡検査を含めた精査では、原因を特定することができなかった。詳細な問診により、気管支異物の存在を疑った。再度、気管支内視鏡検査を行い、気管支異物の存在が明らかになった。経内視鏡的にV字型把持鉗子を用いて異物を除去することができた。気管支異物は、歯牙補補?物の一部であった。症状は劇的に改善し、胸部X線写真で認めた肺炎像も消失した。
- 2009-10-01
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