湖沼の富栄養化に対応する環境調和型セラミックス -ケイ酸カルシウムを主成分とする新規晶析型脱リン材の開発-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ケイ酸カルシウムを主原料とし,炭酸ガス処理することにより得られた固化体を晶析型リン吸着剤として用いることを検討した.固化休のリン除去能は,溶液中へのカルシウム溶出量と,リン酸カルシウム化合物(主にハイドロキシアパタイト)の析出サイトとなる,シリカゲル類似化合物の存在割合により大きく影響を受ける.その結果,ケイ酸カルシウム単体ではカルシウムの溶出量が少ないため,リン含有量が5ppmのリン酸イオン水溶液に対して80%のリンを除去するのに約40日を必要としたが,カルシウム放出源となる石膏あるいはPFBC灰を添加することによりリン吸着能は向上することが分かった.特に石膏を添加した場合には,リン含有量が100ppmの場合でも約5日で70-80%の除去率が確保でき,広い濃度範囲に対応可能なリン吸着剤が得られることが分かった.
論文 | ランダム
- 13.トルエンとトリクロロエチレン代謝の種差(一般演題,第21回有機溶剤中毒研究会)
- 603. ワクシニアウイルス法で発現させたヒトP450によるトルエンの代謝(有機溶剤,一般演題,第65回日本産業衛生学会)
- 602. トルエンによるラット肝チトクロームP450アイソザイム誘導の免疫生化学的評価(有機溶剤,一般演題,第65回日本産業衛生学会)
- 141. マハラノビスの距離を用いた集団健診判定法 : 肥満度の利用(健康管理・健康診断,一般講演,第65回日本産業衛生学会)
- 11.四塩化炭素とクロロホルムの肝障害に対する相互作用およびアルコールの影響(一般演題,第33回北陸甲信越地方会)