音楽科における異年齢集団学習の試み (2)
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概要
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6年前から取り組んでいる中学校第3学年音楽選択クラスと小学校5年生との合唱の合同学習の試みについて,今年度は,中学生が合同学習を通じてどのような思考を展開しているのか焦点を当て,生徒の合同学習中の発言や授業後の反省記述をもとに分析を行った。その結果, 1.中学生の小学生に対する全体的な指導方針は,「適切な身体のコントロールによって大きな声やきれいな声をつくること」に限定されており,その指導や言語化の方法は自分たちが中学校の授業の中で受けた指導の模倣であること, 2.効果的にわかりやすく教えるための教育技術について豊かな反省的思考を展開している半面,音楽そのものについての反省的思考は不十分であることが明らかとなった。
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