知的障害者への就労支援 : コミュニケーション・スキル・トレーニングの実践から
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概要
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本研究は、筆者らが開発してきた一般就労を目指す知的障害者への就労支援プログラムの実践に関する検討を中心としている。A市障害者就労推進センターにおいては、1998年度より、就労訓練の中にコミュニケーション・スキル・トレーニング(CST)を取り入れ、就労を支えてきた。知的障害者の就労課題の一つに「職場における人間関係」がある。当センターから就職していった訓練生の中にも、職場でのコミュニケーションがうまくいかず、人間関係が悪くなり、離職につながるといった例が多く見られた。コミュニケーション・スキル・トレーニングを実施する中から、筆者らは①心理的支援の重要性、②自己肯定感の醸成の重要性を確認し、さらにこれからの課題として、就職後のアフターケア、職場・家庭との連携を通じての支援体制の必要性を論じた。今後、コミュニケーション・スキル・トレーニングを就労支援プログラムとして定着させ、発展させるために更なる実践を重ねたい。
- 2002-02-15
論文 | ランダム
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