乳幼児の前言語的行動の発達についてIII
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第I報・第II報では、いずれも対人関係の変数としての愛着が、認知の変数である前言語的行動を発達させる要因であることが推測できた。今回は、保母と親の前言語的行動の評価の一致の程度と音声言語獲得の容易さについて検討してみた。1988年5月に大阪市と池田市の保育園に在籍している4か月から18か月までの乳幼児596名を対象にして保母と親にアンケート調査を実施した。その結果、保母と親が共に高い評価をした群は、愛着の形成もよく音声言語を獲得するのが容易であることが推測できた。In our 1st and 2nd survey, we established that the most important factors in the development of speech at this stage lie in inter-personal contact. In this survey we proceeded on the assumption that the development of infants' speech acquisition would be quicker and more normal when the observations and evaluation of parents and those of nurses at schools are close or similar. For this survey, we distributed questionnaires at nursery schools in Osaka and Ikeda cities and collected date from parents and nurses of 596 infants from 4 to 18 months old. According to the analysis of the questionnaire, the evaluation of the development of infants' behavior between their parents and nurses are similar.
- 1989-03-10
論文 | ランダム
- 農業経営という「資格」--デンマークの農業教育 (特集 世界の農家発 食と農の現状と未来(最終回)農の人づくりをたいせつにする国--デンマーク)
- 特集 世界の農家発 食と農の現状と未来(最終回)農の人づくりをたいせつにする国--デンマーク
- デンマーク及びドイツの医療・介護制度--日本での地域ケアの推進と財政規律の堅持への示唆(中)
- デンマーク及びドイツの医療・介護制度--日本での地域ケアの推進と財政規律の堅持への示唆(上)
- 理学療法学科・作業療法学科 アメリカおよびデンマーク--海外研修報告(2009年実施)