喘息児の皮膚電気活動 : 皮膚電気抵抗水準の変動について
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概要
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安静状態、単純刺激反復提示事態、単純反応時間測定事態の39名の小児喘息児と14名の健常児の手掌部皮膚電気抵抗(SR)が連続測定されると同時に、これら喘息児のYG性格検査、田研式親子関係診断検査、その他喘息と関連する臨床資料が集められた。喘息児群には安静時に急速にSRを上昇させ、全期間を通じて高SRを示す者が極めて多い事が判明した。これら高SR者とSR値が正常範囲にあるSR者(低SR者)を比較したところ、低SR者は好酸球、免疫グロブリンE、アセチルコリン値がより高く、呼吸機能検査では気道閉塞性以外の異常を示す者が少なかった。又、低SR者の両親は過度な消極拒否的養育態度を示す者が多かった。一方、高SR者は一般に体格が小さく、血液学的検査では正常値を示す場合が多く、気道閉塞性以外の異常を重複する場合が多かった。親子関係テストでは問題はなく、むしろ普通以上に理想的な養育態度を示唆する結果が得られた。喘息児の両親のYG検査では情緒安定外向型の両親が多かったが、この傾向は高SR者でより顕著な傾向があった。Palmer skin resistance of 39 athma children and 14 normal children was continuasly measured under rest, habituation and reaction time task condition. And psycological test score, YG Personality test and Parents-child diagnostic test, and medical allergetic clinical date of Athmas was collected. Athma group show very great SRL variance with higher mean under rest condition because of extraordinary high and steeply raise up SRL type. Low SRL types show high immunogloblin E, Acetilcholin value and bronchial obstriction abnormal rate but high SRL types did not. Therefore Low SRL was more allergetic type. But psychological date sugested both of SRL type is influenced by different psychological factor.
- 1986-02-28
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