圧迫性脊髄症の急性増悪期に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)投与による神経保護療法を施行した5症例
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概要
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圧迫性脊髄症急性増悪例に対する顆粒球コロニー刺激因子(Granulocyte-colony stimulating factor: G-CSF)を用いた神経保護療法について,安全性確認を主目的としたphase I・IIa臨床試験を開始した。直近1ヵ月間に日本整形外科学会頸髄症治療判定基準にて2点以上の悪化を認めた5例に対して本試験を施行した。本人の自由意思による文書同意を得た後,G-CSF 5μg/kg/日を連続5日間点滴静注投与した。投与後に有害事象の有無を確認し,運動・感覚麻痺の推移,MRI所見の評価を行った。神経所見については,G-CSF投与後に,程度の差はあるものの全例で運動・感覚麻痺の改善が得られた。American Spinal Injury Association scoreは投与前の平均が運動79点,触覚72点,痛覚72点であり,投与後は運動89点,触覚94点,痛覚93点となった。白血球数は投与開始の翌日には15,200以上に上昇し,投与期間中は15,200~43,200の値が維持され,最終投与の3日後には,ほぼ投与前の値に戻った。G-CSF投与期間中および投与後に有害事象の発生はなかった。
- 2010-02-01
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