キーパーソン不在における痴呆性高齢者の在宅支援を考える
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概要
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高齢社会の到来により、痴呆性高齢者および老々介護が増加している。今回、在宅酸素療法を行う痴呆性高齢者の訪問看護を行った。同居の妻も痴呆があり、長男はアルコール依存というキーパーソン不在の対処困難な事例であった。妻の痴呆症状の悪化と長男のアルコール依存の進行により、患者は身体・精神的な負担が増加し、幻覚・妄想を訴え始めた。訪問看護師の役割として、内的な世界を理解し支持的な関わりを持つように努めた。これらの対処法は効果があり、幻覚・妄想を軽減することができた。また、家族の状態が痴呆性高齢者の心身に大きな影響を及ぼすことから、家族全体に視点を置きケアを提供した。さらに、在宅生活を継続するためには社会資源の導入が必要であり、そのためにはヘルパー・ケアマネジャーとの連携が必要であった。
- 2003-12-31
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