病児保育における保育看護に関する研究 : 子育て支援の視点から
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概要
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本研究の目的は、子育て支援として重要性が指摘されている病児保育について、病児保育に従事している保育士と看護師の対応をインタビューと観察によって明らかにし、子育て支援として果たしている役割を示すことである。 本研究で対象とした病児保育施設であるA施設とB施設では、「受け入れ・保育看護・お迎え」の場面で、他職種( 保育士、看護師、栄養士、医師) との連携によって臨機応変に対応し、さらに家庭、保育所、掛かり付け医をつなぐ役割を果たすことで、子どもが安心して過ごせるような環境を作っていた。保育士・看護師は、病気の子どもを安心して預けられる場を提供するだけでなく、保護者の相談に応じ、家庭や保育所でのケアについても助言することで、子育てを支援していた。 今後、病児保育がさらに子育て支援としての役割を果たしていくためには、病児保育施設の数を増やすとともに、子育て中の保護者の認知度を高め、保育看護の専門性を向上していくことが挙げられた。
- 2010-03-31
論文 | ランダム
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