科学観測気球の信頼性の向上
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高圧ポリエチレン・フィルムで作った大型気球は,科学観測の有力な一手段であるが,風速の早いジエット気流層を上昇中,往々突然破壊落下する.その原因は,激しく,衝撃的に気球が叩がれたり,揉まれたりするが,他方,初期の球皮フィルムは,力学的直交異方性が強く,低温での二軸延伸性が不足しているためと考えられる.筆者はロックーン以来のこの課題について,昭和41年以降年間数十台の科学観測気球が,製作放球されるのを機会に.フィルムの成形に,従来,全くその概念の用ひられていなかった縦横加工比を導入,フィルムの強い異方性を年々改良した.その結果,気球の上空破壊率は,極めて良い対応を示し,遂に零に低下した.また生研に,新しい極点図形測定装置が設けられたの機に,念願のフィルムの結晶配向を測定し,予測通りの結果を得た.
論文 | ランダム
- 角形鋼管柱・梁仕口溶接部における改良型スカラップ工法の提案
- タイトル無し
- 現場溶接型スカラップを有する鉄骨架構の塑性変形性能に関する実験的研究
- VII-5 建築(VII 応用)(日本における溶接の展望 (1991-1-12))
- 2058 現場溶接型のスカラップを設けた梁がH形鋼柱に接合される場合の塑性変形性能に関する実験的研究(構造)