N-クロルアミンの化学
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
N-クロルアミンは19世紀末に発見されて以来，多くの人々によって研究されてきたが，とくに最近電気陰性度の共に大きな塩素と窒素の結合が示す種々の反応性が再び注目を集めている．ここでは，はじめにN-Cl結合の切断の形式の違いによるさまざまな反応を紹介し，次にN-クロルアミンを用いる重合反応について述べる．とくにN-クロルアミンは非常に連鎖移動定数が大きいと考えられるので，われわれの研究室の一つの中心テーマであるラジカルテロメリゼーションへの応用を考察する．
- 東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science. University of Tokyo,東京大学生産技術研究所 第4部 有機工業化学の論文
東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science. University of Tokyo,東京大学生産技術研究所 第4部 有機工業化学 | 論文
- 研究速報 : 塩化ビニルの熱分解による炭素吸着剤の製造とそれを用いた液体クロマトグラフィーの研究
- 研究速報 : ねじれ振動子型レオメータによるメチルセルロース希薄水溶液の動的粘弾性
- 研究解説 : 高分子溶液のレオロジー
- 1,1,1-トリクロルエタンとα,β-不飽和化合物との反応
- 研究速報 : HMPA-金属塩を開始剤としたエチレンと四塩化炭素のテロメリゼーション